【物語連載①】運動が嫌いな主人公が“たった1つの出会い”で変わる話
- elsol えるそる

- 3月2日
- 読了時間: 3分
更新日:5月27日
※今回から3話完結の連載になります。
主人公紹介(運動が嫌い・恥ずかしい)
主人公の名前は、ユウ。小学3年生。
走るのが遅い。ボールが怖い。縄跳びは、クラスで一番引っかかる。
だからユウは、運動が嫌いだ。
正確に言うと、**運動そのものより「できない自分を見られるのが嫌」**だった。
体育の時間、みんなが校庭に向かう中で、ユウの足取りはいつも重い。
「今日も、か…」
体育の日が憂うつな理由
体育の時間は、ユウにとって“テスト”みたいなものだった。
できる子は褒められて、できない子は、何も言われない。
でも、何も言われないのが一番つらい。
跳び箱の前で止まってしまった時、縄跳びで引っかかった時、ドッジボールで逃げ回っている時。
誰も責めていないのに、ユウは勝手に思ってしまう。
「やっぱり、ぼくはダメなんだ」
だから、体育のある日は、朝からお腹が痛くなる。
ある日出会う謎のコーチ
そんなある日、学校の帰り道、公園のすみでちょっと変わった大人に出会った。
ジャージ姿で、なぜか片手に風船を持っている。
「お、ちょうどいいところに来た」
突然そう声をかけられて、ユウはびくっとした。
「ねえ、走るの嫌い?」
いきなり核心を突かれて、ユウは答えられなかった。
その人は笑って、こう言った。
「大丈夫。今日は勝たなくていいから」
「運動=勝ち負けじゃない」と知る
その人は、ユウに風船を渡した。
「これ、落とさないで歩いてみて」
走らなくていい。跳ばなくていい。ただ、風船を落とさないように歩くだけ。
ユウは拍子抜けした。
でも、やってみると――意外と難しい。
少し速く歩くと落ちそうになる。止まると、バランスが崩れる。
「お、今のいいね」
初めて、“できた瞬間”をちゃんと見てもらえた。
その人は言った。
「運動ってさ、勝つためにやるものじゃないんだよ 昨日の自分より、ちょっと動けたら、それでOK」
ユウの胸の奥が、少しだけあたたかくなった。

次回予告(小さな挑戦へ)
帰り道、ユウは思った。
「明日の体育、ちょっとだけやってみようかな」
走らなくていい。上手じゃなくていい。
“昨日の自分より、ちょっと”
それだけでいいなら、やってみてもいいかもしれない。
次回、ユウは初めて「逃げない体育」に挑戦する。
続きの第2話はこちら
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「できない自分を見られるのが怖い」「頑張っても報われない気がする」
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まとめ
運動が嫌いな子は、怠けているわけでも、甘えているわけでもありません。
恥ずかしかっただけ
傷つくのが怖かっただけ
勝ち負けの外側に出た瞬間、子どもは動き始めます。
この物語は、まだ始まったばかり。
次回、ユウが踏み出す“本当に小さな一歩”を、ぜひ一緒に見守ってください。




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