【物語連載③】運動会が怖かった子が「楽しみ」に変わった秘密
- elsol えるそる

- 3月14日
- 読了時間: 3分
3話集中連載第3回
運動会=公開処刑だと思っている主人公
ユウにとって、運動会はお祭りじゃなかった。
それは、できない自分を、みんなの前で見せる日。
かけっこ。玉入れ。ダンス。
どれも「楽しい」と言われるけれど、ユウには、楽しい理由が分からなかった。
遅い。動きがズレる。目立つ。
運動会が近づくたびに、ユウの中では、同じ言葉が浮かぶ。
「見られたくない」
でも今回は違う空気
今年の運動会も、やっぱり不安だった。
でも、去年までとは、少しだけ違うことがあった。
家では、相変わらず“練習”らしい練習はしていない。
代わりに、
風船を落とさないゲーム
3分だけの鬼ごっこ
ふざけた縄跳びごっこ
そんな遊びを、親と一緒に続けていただけだった。
「うまくなったか?」と聞かれたら、たぶん、まだまだ。
でも、ユウは気づいていた。
前より、身体を動かすのが怖くなくなっている。
親子で続けた“遊び運動”の効果
運動会の前日、ユウは珍しく、自分から言った。
「明日、ちょっとだけがんばってみる」
それは、勝ちたいという意味じゃなかった。
速くなりたい、でもない。
ただ、逃げずにやってみようそれだけだった。
親は、何も言わなかった。
「頑張れ」も、「一位取ろう」も、言わなかった。
ただ、「終わったら、一緒にジュース飲もうか」そう言った。
本番、結果より大事な成長が起きる
かけっこ。
ユウは、やっぱり速くはなかった。
順位も、真ん中より後ろ。
でも――途中で止まらなかった。下を向かなかった。
ゴールしたあと、ユウは、ふっと息を吐いて、空を見た。
「ちゃんと走れた」
その瞬間、ユウの中で、何かが変わった。
負けたのに、悔しくなかった。
できなかったはずの自分が、ちゃんと“参加できた”。
それが、何よりの成長だった。
今日からできる最初の一歩
この物語のユウが変われた理由は、特別なトレーニングでも、才能でもありません。
変えたのは、たったこれだけ。
比べる相手を「他人」から「昨日の自分」に変えた
正解を教えるのをやめて、遊びにした
結果より、過程を見た
今日からできる最初の一歩は、とても小さくていい。
3分、遊ぶ
注意しない
できたかどうかを聞かない
それだけで、子どもの中の「怖い」は、少しずつ溶けていきます。

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まとめ
運動会が怖かったユウは、速くなったわけでも、上手くなったわけでもありません。
でも、
逃げなかった
参加できた
自分で一歩を選んだ
それだけで、運動会は「公開処刑」から「思い出」に変わりました。
子どもに必要なのは、成功体験より先に、安心して失敗できる場所です。
その場所を作れるのは、いつだって、いちばん近くにいる大人です。




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