体育になると元気がなくなる子いませんか?
- elsol えるそる

- 4月8日
- 読了時間: 5分
体育の時間になると、急に表情が変わる子がいます。
さっきまで楽しそうにしていたのに、笛の音が鳴った瞬間、視線が下を向く。
・「どうせできないし…」
・「また失敗するかも…」
・「見られるのが嫌だ…」
そんな気持ちを抱えながら、グラウンドに立っている子がいます。
親としては思いますよね。
「少しは頑張ってほしい」
「できるようになれば楽しくなるのに」
「なんでやらないんだろう」
でも、その子の中ではすでに“戦い”が始まっています。
できない自分と、周りの目と、失敗への恐怖。
体育が苦手な子は、サボっているわけじゃない。
ただ、“動けない状態”にいるだけなんです。

苦手の原因は能力ではなく“状態”
ここで一つ、はっきりさせておきたいことがあります。
体育が苦手な原因は「能力」ではありません。
これは断言できます。
多くの人がこう思っています。
「運動神経が悪いからできない」
「センスがないから仕方ない」
でも、実際に現場で見ていると違う。
できない子に共通しているのは、
・体の使い方を知らない
・動きのイメージが持てない
・成功体験がない
この3つです。
つまり、
👉 「できない能力がある」のではなく
👉 「できない状態にいるだけ」
なんです。
この違い、めちゃくちゃ大きいです。
なぜなら——
状態は変えられるから。
練習すればできるは間違い
ここで、多くの人がハマる落とし穴があります。
それが、
「とにかく練習させればいい」
という考え方。
・何回も跳ばせる
・何回も走らせる
・何回もやらせる
一見、正しそうに見えますよね。
でも、これは半分正解で、半分間違いです。
なぜなら——
間違った状態のまま練習しても、間違いが強化されるだけだから。
例えば、縄跳びができない子に対して、
「もっとやりなさい!」
「回数こなせばできる!」
と言ってしまうとどうなるか。
👉 できない動きを、何度も体に刻み込むことになる。
結果、
・できないまま時間だけ過ぎる
・自信がなくなる
・さらに苦手になる
最悪のループです。
練習は“正しい状態”でやって初めて意味がある。
これ、めちゃくちゃ重要です。
安心と成功体験が先に必要
じゃあ、どうすればいいのか。
答えはシンプルです。
👉 安心 → 成功体験 → 練習
この順番です。
でも多くの人は逆をやっています。
👉 練習 → 失敗 → 自信喪失
これじゃあ、うまくいくわけがない。
人はどうやって成長するのか。
それは、
👉 「できた!」という感覚をきっかけに変わります。
この「できた!」が、
・楽しい
・もう一回やりたい
・もっとやりたい
という感情を生む。
つまり、
👉 成長のエンジンは“成功体験”なんです。
そしてその前提にあるのが、
👉 安心できる環境。
失敗しても大丈夫。笑われない。ちゃんと見てもらえる。
この状態があるから、挑戦できる。
👉 体育が苦手な子に必要なのは、根性じゃない。
👉 安心と成功体験です。
一度の成功で変わった子の話
ある子の話をします。
小学4年生の男の子。体育が大嫌いで、特に跳び箱が苦手でした。
助走して、止まる。毎回それの繰り返し。
先生にも言われる。
「もっと勢いよく!」
「怖がらずにいけ!」
でも、本人は無理なんです。
なぜか?
👉 怖いから。
そこでやったことはシンプルです。
・いきなり跳び箱はやらない
・まず“手をつく動き”だけやる
・次に“ジャンプだけ”やる
つまり、分解。
そして、
「これならできる」という状態を作った。
するとどうなったか。
数分後。
その子は、初めて跳び箱を越えました。
一瞬、時間が止まったような顔。
そして、
「え…できた…」
その後の変化は早かった。
・自分からもう一回やる
・笑顔になる
・体育を嫌がらなくなる
👉 変わったのは能力じゃない。
👉 “きっかけ”です。
簡単な成功体験を作る
ここで重要なのは、
「できるレベルまで下げる」こと
多くの人は、
「本番をやらせる」ことにこだわります。
でも、それだと失敗する。
だから、
成功できる形に変える。
・高さを下げる
・動きを分ける
・難易度を落とす
これでいいんです。
むしろこれが正解。
なぜなら、
👉 成功体験は“難しさ”ではなく“実感”が大事だから。
一回でもいい。
「できた!」
これが入ると、 人は一気に変わる。
順番を間違えると逆効果
ただし、ここには落とし穴があります。
👉 順番を間違えると、逆効果になります。
・いきなり本番
・失敗
・自信喪失
これを繰り返すと、
👉 「やっぱり自分はできない」と確信する
この状態になると、
・挑戦しなくなる
・逃げるようになる
・本当にできなくなる
👉 これが“固定化”です。
だからこそ、 最初の一歩がめちゃくちゃ重要。
最初に失敗を積ませるか、最初に成功を積ませるか。
この違いで、 その後の人生が変わると言ってもいい。
正しい順番を知りたい方へ
ここまで読んで、
もし少しでもこう思ったなら——
「もしかして、この子変わるかも」
「やり方が間違ってただけかもしれない」
その感覚、正しいです。
体育が苦手な子は、
正しい順番でやれば変わります。
しかも、一瞬で変わることもあります。
ただし、その順番は、
自己流では見つけられないことが多い。
・どこがズレているのか
・何からやればいいのか
・どう成功体験を作るのか
これを正確に見抜く必要があります。
もしあなたが、
・このまま苦手なまま終わらせたくない
・子どもに自信をつけてほしい
・最短で変えてあげたい
そう思っているなら——
できないのは、才能のせいじゃない。
👉 やり方の問題です。
そしてそれは、今この瞬間から変えられます。




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