前転ができない子の原因|でんぐり返しとの違いと“回れない本当の理由”
- elsol えるそる

- 6月15日
- 読了時間: 4分
前転ができない子のリアル
前転ができない子には、はっきりとした共通点があります。
・途中で止まる
・背中で潰れる
・起き上がれない
・首が痛そうになる
・横に崩れる
一見、「回れているように見える」ことも多い。
でも実際は違います。
回れていない。
ただ前に倒れて、背中で落ちているだけ。
だから、
・痛い
・怖い
・もうやりたくない
こうなっていく。
親からすると、
「もうちょっとでできそうなのに」
「なんで起き上がれないの?」
そう見えるはずです。
でもこの状態には、ちゃんと理由があります。

実はそれ、前転ではない
ここで一度整理します。
多くの人が混同しているのが、でんぐり返し と 前転、この2つ。
でんぐり返しは、
・とりあえず前に転がる
・最後は座れればOK
最低限の回転です。
一方、前転は違います。
・勢いよく回転する
・最後は立ち上がる
つまり、回転のエネルギーを最後まで使い切る動きになります。
そしてここが重要。
前転ができない子は、でんぐり返しすら成立していないことが多い。
どうなっているかというと、回転ではなく「落下」になっている
・背中が面で落ちる
・背中で止まる
・転がらない
これでは起き上がれないのは当然です。
やりがちな間違い
ここでよくある指導を見てみます。
・丸くなって
・勢いつけて
・頭入れて
どれも正しそうに見えます。
でも問題があります。
抽象的すぎる
「丸くなって」と言われても、
・どこをどう丸くするのか
・どのくらい丸くするのか
分からない。
「勢いつけて」と言われると、無理に突っ込む。
結果、
・頭から落ちる
・首に負担がかかる
つまり、ズレた動きを強化しているだけ。
前転は「回転運動」である
ここが一番大事です。
前転は、回転運動です。
分解するとこうなります。
① 丸まる(回転の準備)
② 転がる(回転)
③ 起き上がる(エネルギー伝達)
この3つがつながって初めて成立します。
でも、できない子はこう。
・丸まれない
・転がれない
・ただ落ちる
つまり、回転が始まっていない。
ボールになる、という感覚
ここで重要な考え方。丸まる=ボールになる
「丸くなって」では弱い。
転がれる形になっているか、これが重要です。
例えば、
・背中が平ら
・お腹と太ももに隙間
・首が伸びている
この状態はどうなるか。面で落ちる。
一方で、
・顎が引けている
・お腹と太ももがくっついている
・背中が丸い
この状態だと、転がります。
つまり、形が違うだけで結果が変わる。
できない子に共通するズレ
ここからは具体的なズレ。
背中が丸くなっていない
・頭のてっぺんを床についている
・背中が平ら
・後頭部から腰までの面で落ちる
これは回転になってない。
前に体重を乗せられていない
・怖くて止まる
・前に起き上がるという意識がない
転がってはいるけど初速のみ。
できない子と惜しい子の決定的な違い
ここ、かなり重要です。
全然できない子は、背中が床の状態で止まる。
惜しい子は、頭が上がってきてお尻で座る状態までいく。
この違いは何か。姿勢です。
できない子は、ボールのように丸くなってない。
惜しい子は、姿勢がボールのように丸くなっている。
でも、エネルギーが足りない。
つまり、前転は「どれだけ回れるか」で決まる。
なぜこのズレが起きるのか
原因はシンプルです。丸まり方を知らない。
「丸くなって」と言われても、
動きとして理解できていない
結果、
・形だけ真似する
・動きにならない
つまり、静止の丸と回転の丸が違う
ここまで分かれば半分解決
はっきり言います。
前転ができないのは、才能ではない、回転の作り方を知らないだけ。
・丸まる
・転がる
・起き上がる
この流れを理解すれば、誰でもできるようになります。
次にやるべきこと
ここまで分かったら、
やることは一つです。回転を作る練習をする。
・正しい丸まり方
・重心の移動
・転がる感覚
これを順番に身につける。
次の記事では、前転ができるようになる具体的な練習方法を、
実際の指導レベルで解説します。
前転ができないのは、怖いからでも、センスがないからでもありません。
回れていないだけです。
そして回転は、作れるようになります。




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