前転ができない子の直し方|起き上がれない原因と一気に回れる3つの練習法
- elsol えるそる

- 2 日前
- 読了時間: 5分
前転ができなかった子が回れた瞬間
その子は、前転になると必ず止まってしまう子でした。
手はつける。頭も入れている。でも、そこから先に進まない。
背中が床についたところで止まる。何度やっても同じ動き。
「もう少しでできそうなのに」そう見える状態でした。
実際に動きを見てみると、原因ははっきりしていました。
回れていない。
丸まっているつもりで、背中が平らなまま落ちている。つまり、回転ではなく落下になっている状態です。
そこでやったことは一つだけです。
丸まり方を変えました。
「おへそを見て、体育座りみたいに小さくなってみて」そしてそのまま、「その形で後ろに転がれるか」を確認する。
たったこれだけです。
すると、今までと同じように前に行ったのに、そのままスッと回ってお尻までいった。
本人が驚いた顔で言いました。
「え、回れた」
もう一度やると、今度は自然に立ち上がれた。
努力は変わっていない。勢いも変わっていない。
変わったのは、回転の作り方だけ。
前転ができないのは、センスでも勇気でもなく、回り方を知らなかっただけだと分かる瞬間です。

変わった理由は「回転の作り方」を知っただけ
前転ができるかどうかは、力の強さでは決まりません。
丸まる転がる起き上がる
この流れがつながっているかどうか、それだけです。
多くの場合、この順番が崩れています。
丸まれていないまま進もうとする。重心が前に移動していない。回転の途中で力が止まる。
だから起き上がれない。
逆に、この順番が正しくつながると、特別な力を使わなくても自然に回れるようになります。
ステップ① 正しく丸まる(ボールになる)
最初にやるべきは、回ることではなく丸まることです。
ここができていないと、その先はすべて崩れます。
ポイントは、おへそを見ること。そして体育座りのように足を抱えて、小さくなること。
ただし、ここで終わってはいけません。
その形で後ろに転がれるかを必ず確認します。
転がれない場合は、まだ丸まれていません。
多くの子は、お腹と太ももに隙間がある背中が平ら首が伸びている
この状態になっています。
これでは面で落ちるだけで、回転になりません。
正しく丸まれている状態は、
顎がしっかり引けているお腹と太ももがくっついている背中が丸くなっている
この形です。
この状態ができると、そのまま転がることができます。
前転はここでほぼ決まります。
ステップ② 前に重心を移動する
丸まることができたら、次は前に進みます。
ここで止まる子が多いのは、動きが分からないからです。
よくある間違いは、頭から行こうとすること。
これをやると、首に負担がかかり、回転も止まります。
正しくは、体を前に出すことです。
手をつく位置を少し遠くにする。そのまま体ごと前に倒れていく。
イメージとしては、前に落ちる感覚です。
丸まれていれば安全に回ることができます。
ここで止まる子は、手の位置が近い体重が後ろに残っている
この状態です。
つまり、回転が始まっていない。
前に体重を乗せることができると、回転は自然に始まります。
ステップ③ 転がって起き上がる
回転が始まれば、あとは流れです。
ただし、ここでも止まる子がいます。
お尻まではいくが、立てない。
これは回転はできているが、エネルギーが足りていない状態です。
原因は、回転の途中で体が開いてしまうこと。
多くの子は、回りながら足を伸ばしてしまいます。
これでは回転の力が逃げてしまいます。
重要なのは、最後まで小さくいること。
膝をしっかり引き寄せて、体をコンパクトに保つ。
すると、回転のエネルギーがそのまま前に伝わり、自然に立ち上がることができます。
回転の流れに任せる。
これができると、前転は力を使う動きではなく、流れる動きになります。
この順番でやると一気にできるようになる
丸まる前に倒れる転がる
この順番がすべてです。
どれか一つでも欠けると、前転は成立しません。
丸まれていなければ回れない。前に体重が乗らなければ始まらない。途中で体が開けば止まる。
逆に、この3つがつながると、一気にできるようになります。
ただし自己流では危険
前転はシンプルに見えますが、やり方を間違えると危険です。
首に負担がかかる怖さが強くなる間違った動きがクセになる
特に、頭から行く動きや、無理に勢いをつける動きは注意が必要です。
正しい順番で、正しい形で練習することが重要です。
最短でできるようになりたい方へ
ここまで読んで、やり方が間違っていたかもしれないうちの子もできるようになりそう。そう感じた方へ。
前転ができないのは、才能ではありません。回転の作り方を知らないだけです。
スタジオえるそるでは、体育の家庭教師(個別指導)を
一人ひとりの動きを分析し、その子に合ったステップで指導を行っています。
・前転で止まってしまう
・怖くて進めない
・何を直せばいいか分からない
こういった状態でも、段階的に改善していきます。
正しく理解して、正しい順番で練習すれば、前転は必ずできるようになります。
できないのはセンスではなく、やり方です。そしてそのやり方は、今からでも変えることができます。




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