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跳び箱が飛べない子に共通するミス

跳び箱で止まってしまう子いませんか?

助走はする。

でも、手前でピタッと止まる。

何度やっても同じ。踏み切る直前で足が止まる。

・「いけ!」と言われても動けない

・周りはできているのに自分だけ止まる

・見られているほど体が固まる

そんな子、いませんか?


親としてはこう思いますよね。

「もうちょっと勇気出せばいけるのに…」

「なんで止まっちゃうの?」

「勢いが足りないだけじゃない?」

でも、その“止まる”という行動。


サボりでも、根性不足でもありません。

ちゃんと理由があります。

そしてその理由を知らないまま進めると——

👉 どんどん怖くなって、できなくなります。

恐怖と踏み切りのズレ

結論から言います。

跳び箱で止まる子の原因は

「恐怖」と「踏み切りのズレ」です。

この2つがセットになっています。


まず「恐怖」。

・ぶつかりそう

・手をつくのが怖い

・失敗したらどうしよう

この感情があると、

脳は「止まれ」と命令を出します。

これは正常な反応です。


問題はここから。

「踏み切りのズレ」

・踏み切る位置が近すぎる

・遠すぎる

・タイミングが合っていない

この状態だと、

「怖い」ではなく「危ない」になる。

つまり、本当に危険な状態だから止まっている

んです。

ここを無視してはいけません。


勢いで飛ばせるのはNG

よくある指導があります。

「もっと勢いつけて!」

「怖がらずにいけ!」

「思い切り飛べ!」

一見、正しそうに見えますよね。

でも、これはかなり危険です。


なぜなら——

👉 ズレた状態で勢いをつけると、事故になるから。


例えば、

踏み切りがズレている状態で勢いだけ増やすと、

・手がつけない

・体が回らない

・ぶつかる

結果、

「やっぱり怖い」という記憶が強化される

最悪のパターンです。


つまり、

勢いで解決しようとするのは

間違いなんです。


助走・踏切・手の位置の連動

跳び箱ができるかどうかは、

👉 3つの動きの“連動”で決まります。

① 助走

② 踏み切り

③ 手の位置

この3つがバラバラだと、絶対にできません。


例えば、

・助走が速すぎる→踏み切りが合わない

・踏み切りが近すぎる→手がつけない

・手の位置がズレている→体が回らない

つまり、

「できない」のではなく

「連動していないだけ」

なんです。

逆に言えば、

この3つが揃えば、一気にできるようになる


怖くて止まっていた子の変化

実際の話をします。

ある子がいました。

・助走はする

・でも必ず止まる

・何度やっても飛べない

周りの子はどんどんできるようになる。

本人はどんどん焦る。


そして「もうやりたくない…」

そう言い始めました。

でも、よく見ると原因は明確でした。

・踏み切りの位置が毎回ズレている

・手をつく場所が分かっていない

つまり、

“怖い”のではなく“危ない状態”

だったんです。


そこでやったことは一つ。

跳び箱をやらない

え?と思いますよね。

でもここが重要。

・助走だけやる

・踏み切りだけやる

・手をつく位置だけやる

全部バラバラにして練習しました。


そして、

「ここならいける」という状態を作った

その後、ゆっくり合わせる。

すると—— 初めて飛べた。

その瞬間、本人は一瞬固まりました。

そして、

「え、いけた…?」

次の瞬間、笑顔。

その後はもう別人。

・自分からやる

・何回も挑戦する

・どんどん上達する


変わったのは勇気じゃない。

“連動”です。


分解して段階的に練習

ここが一番重要です。

「跳び箱は分解する」

具体的には、

① 助走だけ・一定のスピード・リズムを作る

② 踏み切りだけ・位置を固定する・タイミングを覚える

③ 手の位置・どこにつくか明確にする・体重の乗せ方を覚える

④ 合わせる・ゆっくり・成功できる状態で

この順番。


ポイントは、

「できる状態から始める」

いきなり本番はやらない。

成功できる形にする。

これで、成功体験が一気に増える


恐怖の扱い方を間違えると悪化

ここで絶対に気をつけてほしいことがあります。

恐怖を無理やり乗り越えさせないこと。

・「怖くない!」と言わせる

・無理やりやらせる

・失敗させる

これをやるとどうなるか。

👉 恐怖が確信に変わります。

・やっぱり怖い

・やっぱりできない

・もうやりたくない

こうなると、

👉 立て直すのに時間がかかる

だからこそ、

👉 恐怖は消すのではなく、“扱う”

・安全な状態を作る

・成功体験を積む

・少しずつ慣れる

これが正解です。


安全にできるようになりたい方へ

ここまで読んで、

「うちの子のことだ…」

「やり方間違えてたかも…」

そう思ったなら、大丈夫です。

👉 跳び箱は正しい順番でやれば、必ずできるようになります。

しかも、無理せず、安全に。

ただし、自己流では“ズレ”に気づけないことが多い。

・どこで踏み切ればいいのか

・どこに手をつけばいいのか

・どの順番でやればいいのか

これを正確に見抜く必要があります。


もしあなたが、

・怖がらずに挑戦できるようにしたい

・安全に成功体験を積ませたい

・最短でできるようにしたい

そう思っているなら——

できないのは、勇気の問題じゃない。

👉 “連動していないだけ”です。

そしてその連動は、正しく教えればすぐに揃います。

 
 
 

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